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<にゃんとワンポイント・実践編>高齢犬の運動不足対策 マッサージも効果的

寝ているばかりだと運動不足が心配。適度に体を動かしてあげましょう

 高齢犬は寝ていることが多く運動不足になりがちです。体調不良や痛みを感じているようなら病院を受診してください。食欲があって元気そうなのに動かないなら、飼い主の工夫で運動不足を解消してあげれば、より健康になれるかもしれません。
 適度な運動は血液循環を改善し、内臓の働きをよくします。留守番の不安、退屈、軽度の痛みによる抑うつといった精神的なストレスも和らぎます。
 私たち人間は自ら運動しようと決意し、行動に移すことができますが、犬は減量やストレス解消のために運動することがありません。寝ていようとする犬を動かすのは人です。
 アイデアの一つとして室内散歩はいかがでしょう。家族が台所や洗面所に行く度に付いて歩かせる。リードを付けても構いません。
 付いてきたら、褒めたりおやつを与えたりします。一度癖がつくと、おやつ無しでも付いてくるようになります。いいことがあるのを忘れてしまわないよう、たまに褒め、おやつを与えるようにします。ただし、カロリーオーバーには注意してください。
 歩行が難しくなった子は、マッサージやストレッチが運動に準ずる効果を与えます。頭から背中、お尻にかけて、指や手のひらで、大きく流れるようになでます。四肢を1本ずつゆっくり曲げ伸ばしします。四肢の先を握っては離します。
 これらの簡単なマッサージは、血行促進・関節の拘縮防止になり、リラックス効果もあります。なでるマッサージは犬とのコミュニケーションにもなるので、元気に歩ける子にもお勧めです。
 フローリングなどで滑ってうまく歩けない子には、滑り止めのマットや靴下を利用します。肥満の子は筋肉量を減らさないよう気を付けながら徐々に減量させてください。
 サプリメントも効果があります。グルコサミンやコンドロイチン硫酸などは抗炎症や軟骨修復を促進する作用があり、それらを添加したフードもあります。
 高齢犬にとって激しい運動はケガの元。軽度な運動を日課にしましょう。(獣医師)


2018年06月29日金曜日


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