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「命を守る」基本徹底へ 高齢者救急搬送、対応と課題学ぶ 宮城・遠田消防署

トリアージのポイントを確認した研修会

 救急搬送の体制強化を図るため、遠田消防署(宮城県涌谷町)と涌谷町町民医療福祉センターは28日、同センターで合同研修会を開いた。遠田消防署の主催で年1回開かれており、6回目の今回は「高齢者搬送」をテーマに関係者約120人が対応法や課題を学んだ。
 救急隊から「高齢者は即入院のケースが多いため、病院に引き継ぐまでの現場活動の時間短縮が急務」と現状報告があった。医療現場の関係者は「高齢者は体調不良の訴えを自分ではっきり伝えられないため、食事の内容など具体的な質問が重要だ」などと注意点を挙げた。
 治療の優先順位を決めるトリアージの講習では、けがの内容把握と情報伝達の方法を再確認した。
 遠田消防署の小山年秋署長は「高齢者搬送が増加しており、『命を守る』という基本を徹底したい」、町国民健康保険病院の新田篤院長は「救急隊との連携を密にして、搬送の受け入れ率を上げていきたい」と話し、共に地域包括ケアの重要性を説いた。


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2018年06月30日土曜日


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