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岩手選挙区・平野氏4選出馬 自民・参院選で先手 野党・共闘へ人選急ぐ

 来年夏以降に参院選と知事選の大型選挙2連戦を控え、自民党と野党共闘の激突が確実視される岩手県で自民党が先手を繰り出した。参院選岩手選挙区(改選数1)で28日、自民党の現職平野達男氏(64)の4選立候補がほぼ決まった。「想定の範囲内」と平静を装う野党は、統一候補の人選を急ぐ。

<「次は知事選」>
 自民党県連の千葉伝会長は「参院選の候補が決まれば、当然次は知事選だ」と見据える。
 知事選には現職の達増拓也氏(54)が、国民民主、共産、自由、社民の野党4党による共闘を足場に4選立候補すると読み「9月には知事選の候補者選定を目指したい」と2連戦の陣容構築を加速させる考えだ。
 自民党に先手を奪われた格好の野党4党。県組織の幹部たちは一様に「大きいサプライズはない」と受け流してみせた。
 それでも自民党への対抗心は隠しようもない。統一候補の擁立に向けて国民民主党県連の佐々木朋和幹事長は「次の4党会議で選定方法の方向性が決まると思う」とスケジュールを披露し「早く1対1の戦いに持ち込めるようにしたい」と本音を漏らした。
 自由党県連の関根敏伸幹事長も「相手がはっきりすれば、野党統一候補の選定は加速する」と力説。共産党県委員会の斉藤信副委員長は「(自民党に移った)平野氏は裏切り者」とボルテージを上げた。

<ぶつかる思惑>
 参院選と知事選のダブル共闘に向けて4月から実務者会議を重ねている野党4党。ただ、参院選統一候補の選定手順を巡っては、各党の思惑がぶつかり合う。
 国民民主党は各党が参院選候補を出し合って絞り込む方式を提案。共産党は、一本化までは非公式協議を続けるべきだと主張。自由党は「スピードを重視して合意がおろそかになってはいけない」と呼び掛ける。
 知名度で優位に立ち、前哨戦で先行する平野氏だが、自民党県議は「どんな対立候補が出てくるのか、やはり気になる」と野党共闘の次の一手を注視する。


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2018年06月29日金曜日


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