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<秋田おばこ農協巨額赤字>歴代役員に賠償請求 全役員が退任へ

 コメの直接販売で巨額の赤字と未収金が生じている秋田おばこ農協(秋田県大仙市)の通常総代会が29日開かれ、歴代役員に計約2億5000万円の損害賠償を求める議案を承認した。原喜孝組合長は経営改善の方向性を見いだすことに努めた上で、来年3月に退任する意向を表明した。
 通常総代会は大仙市の仙北ふれあい文化センターで非公開で行われ、432人の総代が出席した。
 精算済みの2011、12年産米の販売期間だった11〜17年3月に在籍した役員の報酬計約5億円の半額を損害賠償請求する。約50億円の単年度赤字となる17年度決算も報告された。
 原組合長は終了後の取材に「期限を区切って経営改善に取り組む」と述べ、来年3月の臨時総代会で辞職すると明らかにした。役員全員が退任するという。7月2日に県に報告し、記者会見する。
 おばこ農協を巡っては、コメの直接販売で約62億円の累積赤字が判明。約12億5000万円に上る未収金も問題化している。
 巨額赤字の原因を調べていた第三者委員会は、歴代役員に損害賠償責任が認められると指摘。5月の臨時総代会では、11、12年産米の赤字額計26億9000万円の損害賠償を求める緊急動議が可決された。


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2018年06月30日土曜日


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