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39年の歴史、ファン惜しむ 仙台セントラルホール閉館

最終上映が終わり、映画館を後にする観客ら=30日午後5時15分ごろ

 仙台市内で唯一、地元資本で運営した映画館「仙台セントラルホール」(青葉区中央)が30日、閉館した。39年間の歴史を経たレトロな施設に多くの映画ファンが訪れ、別れを告げた。
 最終日は鈴木則文監督の「文学賞殺人事件 大いなる助走」(1989年)、マキノ雅弘監督の「弥太郎笠」(52年)を上映。約250人が来館し、一時は行列ができた。
 ロビーでは、79年の開館以降の上映作を紹介するポスターや土曜レイトショーのチラシが展示され、観客が思い出を語り合った。
 仙台市から横手市に移り住み、最終上映を見届けるため来館した医師小松理世さん(32)は「毎月のように見に来た懐かしい映画館。作品の選び方に個性があって良かった」と閉館を惜しんだ。
 同館と協力し、旧作の上映会を数回開いた自主上映グループのんき館代表の今野正広さん(69)=太白区=は「昔ながらの映画館が仙台からなくなってしまった。フィルム映写機を持つ貴重な施設。復活を期待している」と話した。
 映画館を運営した合同会社仙台セントラル劇場は近く解散する。施設を所有する桜井薬局ビルは運営委託先を探し、再開を検討している。


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2018年07月01日日曜日


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