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<楽天>岸、危なげなく8勝目「いい流れつかめた」

7回無失点で8勝目を挙げた東北楽天・岸

 既視感のある、岸らしい勝ち方だ。7回3安打無失点の快投は、昨秋、クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第2戦での雄姿を思わせた。東北楽天のファイナルステージ逆転進出への勢いを呼び込んだ時を再現するような同じ球場での白星に、「またいい流れをつかめた気がする」と打ち明けた。
 前日六回2死まで無安打でしのいだ塩見に続き、岸も三回まで無安打に封じた。「全体的に調子は良くなかった」と言いつつも、七回を投げてピンチは2度だけと危なげなかった。
 1度目は四回。先頭の源田に最初の安打となる左中間二塁打を許したが、次の浅村を外角低めへ糸を引くような150キロの快速球で空振り三振に仕留めるなど、後続を断った。六回も2安打で2死一、三塁とされたが、主砲山川(富士大出)を外角低めのスライダーで空振り三振に。「集中して誘い球を投げられた」と振り返った。
 首位西武に約1年ぶりのカード勝ち越しを決め143試合を折り返したが、相手はまだ13.5ゲームもはるか先にいる。それでも岸には「可能性がある限り、勝利を目指し全力を尽くすのは当然」との思いがある。内心は逆転優勝も諦めておらず、「(7月1日の)次も勝って連勝を伸ばしてほしい」と切望する。岸が不言実行でエースのプライドを背中で見せた試合だった。(金野正之)


2018年07月01日日曜日


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