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<ベガルタ>夏克服へ走力強化 ダッシュ力や判断力磨く

ミニゲームで競り合う奥埜(右)と野津田

 J1リーグ後半戦に向け、熊本県でキャンプ中の仙台は30日、大津町運動公園などで午前と午後の2部練習を行った。午前は5対5のミニゲームなどを実施。午後はピッチの半分を使った紅白戦などがあり、MF奥埜が一瞬で間合いを詰める守備を見せ、MF野津田は縦横無尽に走り回った。
 仙台は夏に失速する傾向があり、テーマの一つが走力の強化だ。雨上がりの蒸し暑さの中で繰り返されたミニゲーム。激しい攻守の切り替えに顔をゆがめる選手もいた。渡辺監督は「暑さに備え、走り、その中でプレーの判断のスピードを上げる」ことを求める。
 チームは今季から速度ごとの走行距離や加速の回数を独自に計測し、速度をスプリントに達するまでの5段階に分類。西形コーチによると、上2段階の力強く走った距離の割合と瞬発力は5月ごろから上がった。
 5月20日にアウェーで勝った鹿島との前半最終戦。ゴールライン際のFW阿部が一瞬でDFを振り切り、折り返しに走り込んだ奥埜が頭で合わせた。2人の瞬間的なダッシュ力が好機を生んだ。西形コーチは「(加速の)回数や(力強い走りの)距離が多いと仙台らしい試合ができる」と言う。
 今後は力強い走りの割合をさらに高めるのはもちろん、どれだけ連続し、連動させられるかが重要になる。期待が大きいのは奥埜と野津田。「常に連続して走っている。パスもシュートに絡む回数も多い」と西形コーチ。キャンプの厳しい練習でも、2人の表情にはまだ余裕が見えるほど体力は充実している。
 奥埜はさらに、練習から動きだすタイミングなどの精度を高めることを意識する。「チームとして走りの質を上げる。しっかり走れれば、どんな試合展開にも対応できる」と力を込めた。(佐藤夏樹)


2018年07月01日日曜日


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