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<ベガルタ>新加入MF矢島、高い技術 精密パスに大きな期待

紅白戦でボールをキープする矢島(手前)

 仙台は1日、熊本県大津町運動公園などで午前と午後の2部練習をした。午前はパスを回しながら素早く攻守を切り替えるメニューをこなし、午後は紅白戦を行った。
 6月25日に加入した攻撃的MFの矢島が存在感を発揮しつつある。紅白戦では、中盤でバランスを取りながら、縦へのパスを狙っていた。「前線の選手が気持ちよくプレーできるような働きをしたい」
 加入直後にあった紅白戦では、高い技術の一端を披露。後ろ向きでパスをもらった後、チーム一のボール奪取力を誇るMF富田の圧力を受けながら、反転して前を向く。アンカーに入ると、自陣からDFの裏に抜けるFWジャーメインにロングパスを通した。
 攻守で柱となったMF野津田と同様、U−23(23歳以下)日本代表に選ばれた経歴を持つ。渡辺監督は「ボールを止める、蹴るという基本的な作業の質は非凡」と評価。「他の選手の刺激となり、全体の質を引き上げてほしい」と期待する。
 「3−5−2」の基本布陣ではインサイドハーフとボランチを担う。現在は野津田、MF奥埜、MF富田が先発を務める最激戦区だ。チームは前半戦、ボールを保持して押し込んでも、なかなか点が取れなかった。前線へのラストパスの精度で違いを見せられるか。
 今は両手を上げてボールを要求する場面も多く、周囲とのあうんの呼吸にはまだ時間が必要。キャンプの大きな狙いは「自分の特長を分かってもらい、相手の特長を知ること」。連係を築いた先に、精密なパスで攻撃のタクトを振る光景が見えてくる。
(佐藤夏樹)


2018年07月02日月曜日


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