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ミュージカルに和の調べ 宮城の邦楽家師弟3人が参加 今夏上演「ナイツ・テイル」

今夏上演のミュージカルに演出・演奏で参加する(左から)三浦さん、佐藤さん、織江さん

 今夏上演のミュージカル「ナイツ・テイル」に大崎市古川の和太鼓奏者三浦公規さん(33)と仙台市の津軽三味線奏者織江響さん(29)が、邦楽奏者として出演する。2人は、本作で邦楽編曲・アレンジメントを担う音楽プロデューサー佐藤三昭さん(50)=宮城県美里町=のまな弟子。20年近い師弟の絆で、西欧の物語に和を融合させた作品を盛り上げる。

 2人は、小学生の頃から宮城県北の創作和太鼓グループで佐藤さんの指導を受けてきた。三浦さんは現在、佐藤さん主宰の音楽制作会社「3Dファクトリー」(美里町)に所属。織江さんは、和太鼓と同時に津軽三味線「三絃小田島流」(仙台市)でも腕を磨き、共にプロ奏者として宮城県を拠点に活動する。
 2人のミュージカル出演は音楽の師匠に当たる佐藤さんの推薦で実現した。
 演出を手掛ける世界的な演出家ジョン・ケアードさん(69)は日本で上演するに当たり、和の要素を取り入れた。ケアードさんから邦楽の演出を託された佐藤さんが、核を担う邦楽奏者4人を選ぶ際、「公規と響の2人の顔が真っ先に浮かんだ」という。
 本番に向けた東京都内での稽古で、ケアードさんが持つ和のイメージを佐藤さんが編曲する。奏者らはアドリブを交えながら緻密な演奏を続ける。
 三浦さんは「田園の風景や空気感など宮城で学んだ感覚を発揮したい」、織江さんは「毎日が挑戦。演奏家として技術の幅が広がるチャンス」と意気込む。
 2人を見守る佐藤さんは「堂々と演奏している。こちらが求めている『音』を即座に表現し、アイデアも膨らむ」と期待を寄せる。

[ナイツ・テイル]原作はシェークスピアらによる西欧の恋愛悲喜劇「二人の貴公子」。「KinKi Kids」の堂本光一さんと俳優井上芳雄さんのダブル主演で、27日〜8月29日に東京・帝国劇場、9月18日〜10月15日に大阪・梅田芸術劇場で上演される。佐藤さんは、2014年から日本やウガンダで開催した音楽会を通してケアードさんと親交を深め、本作で邦楽編曲を任された。


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2018年07月02日月曜日


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