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「女性の視点大事」「情報の玄関口に」交流人口増へ戦略練る 仙台市が懇話会初開催

交流人口の拡大に向けた施策を話し合った懇話会

 交流人口ビジネスの活性化に向けた新しい戦略を策定するため、仙台市が設置した観光関係者との懇話会が2日、市役所で初めて開かれた。観光の専門家やホテル事業者ら7人と郡和子市長が、交流人口の拡大と地域経済の活性化をテーマに意見を出し合った。
 宮原育子宮城学院女子大現代ビジネス学部長と間庭洋仙台商工会議所参与が話題提供として講演。宮原学部長は女性の消費行動に着目し、「グルメやショッピングなど消費のトレンドは女性が握っている。街の活気には女性の視点が大事だ」と指摘した。
 間庭参与は「仙台空港やJR仙台駅がある仙台は交通拠点性が高い。仙台に滞在しながら東北の周遊を提案する情報の『玄関口』になるべきだ」と強調した。
 意見交換では、仙台ターミナルビルの林健一常務が訪日外国人旅行者(インバウンド)について「ホテルは冬場に稼働率が落ちるが、青森には樹氷や地吹雪を体験する外国人が訪れている。春の桜や秋の紅葉の情報も伝えれば、継続して来てもらえる」と提案。東北地域環境研究室の志賀秀一代表は「仙台を起点に東北全体の交流人口を増やす戦略が求められる」と訴えた。
 郡市長は「2次交通や夜の観光などの課題の指摘があった。意見を踏まえ、交流人口を増やし、消費につなげる戦略にしたい」と総括した。
 8月初旬までにさらに3回の懇話会を開催。観光関係者計27人と意見交換し、新戦略に反映させる。8月下旬に戦略の骨子案を公表、来年1月にまとめる。
 市は、2013〜17年度の仙台経済成長デザインの後継計画として、交流人口戦略と経済成長戦略を策定する。観光ニーズの多様化や20年の東京五輪に伴うビジネス客増加を踏まえ、交流人口関連は独立させる。


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2018年07月03日火曜日


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