宮城のニュース

<ベガルタ>先発復帰へ中野猛アピール 課題克服へ黙々練習

先発定着を目指し、紅白戦で切れのある動きを見せる中野(左から2人目)

 仙台は2日、熊本県大津町運動公園で約1時間、ピッチを狭めての紅白戦などで汗を流した。
 川崎から移籍して2年目のMF中野が先発の座を奪おうと猛アピールしている。途中出場で流れを変える役割はチームにとって貴重でも、現状に甘んじてはいられない。キャンプでは、1回のダッシュ、1本のシュートが力強く、表情はおのずと引き締まる。全体練習の後も居残りで黙々とシュートを打ち込んだ。
 今季はけがで出遅れた影響もあり、リーグ前半戦15試合のうち先発出場は6試合にとどまった。チームはYBCルヴァン・カップで敗退し、公式戦がリーグ戦と天皇杯のみとなる今後は控え組の出番が限られる可能性がある。「ここでポジションを勝ち取らないと」。強い決意をにじませる。
 左右のインサイドハーフとウイングバックをこなすドリブラー。大きくサイドに開くウイングバックは前方にスペースがあり、得意のドリブルで突破しやすい。後ろ向きでパスを受ける瞬間にボールをそらし、DFの背後を取るプレーにも自信がある。
 課題はインサイドハーフに入った時の攻撃。中央にスペースは少なく、相手の圧力も強い。ブロックを敷かれれば手詰まりになりやすい。「ドリブルで仕掛けられるのが1試合に1、2度になる」と苦しんだ。
 どの位置でも持ち味を発揮できるよう、周囲との連係の精度を磨こうとしている。パス交換や、ボールを持たないときに相手を引きつける走りで守備を崩す。「試合の後半に相手が前に出てきたときにマークを外すイメージ。いろいろな方法でゴール前に侵入する形をつくる」。新たな武器を身に付ける覚悟だ。(佐藤夏樹)


2018年07月03日火曜日


先頭に戻る