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移転新築された富岡消防署 運用開始 福島・双葉郡の災害対応機能ほぼ回復

富岡消防署の運用開始式で行われた消防車両の格納・点検作業=福島県富岡町本岡

 東京電力福島第1原発事故で庁舎が使えなくなった福島県富岡町の富岡消防署が町内に移転新築され、2日、運用開始式があった。双葉郡8町村でつくる双葉地方広域市町村圏組合消防本部は2署1分署2出張所の機能がほぼ回復した。
 旧庁舎は帰還困難区域にあり、署員らは臨時拠点とした富岡町の消防団屯所に交代で詰めてきた。
 新庁舎は鉄骨3階。延べ床面積1568平方メートルは旧庁舎より約1割広い。ポンプ車など車両8台を備え、同町と全町避難が続く大熊町を基本的にカバーする。原子力災害に備え、線量計など関連資機材の倉庫を建物内に設けた。
 式では金沢文男署長が署員29人を代表し「古里・双葉の安全安心の確保に全力でまい進する」と決意を表明。終了後の取材に「双葉郡中部の災害拠点として、全ての災害に臨機応変に対応したい」と話した。
 消防本部では浪江消防署の新庁舎が4月に仮運用を始め、同署葛尾出張所の新庁舎も4月に運用を開始した。通信指令室がある本部は楢葉町の仮庁舎での業務が続く。


2018年07月03日火曜日


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