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桂歌丸さん死去 名誉館長務めた「魅知国定席花座」から惜しむ声

花座の開場記念寄席で、席亭の白津さんと記念撮影した桂歌丸さん(右)=3月、仙台市青葉区の電力ホール

 桂歌丸さんが死去した2日、東北初の常設寄席として4月に開館し、歌丸さんが名誉館長を務めた「魅知国(みちのく)定席(じょうせき) 花座」(仙台市青葉区)の関係者らから惜しむ声が上がった。
 「ご病気にもかかわらず、こけら落とし公演に来ていただいた」。席亭の白津守康さん(56)は感謝する。
 白津さんは2010年から月1回、寄席を開催。11年7月に落語芸術協会の仙台事務所長を任されて以降は、落語家を仙台に派遣してもらうなど歌丸さんの支援を受けた。「落語界の将来を気にしておられた。落語の良さを伝えるという信念を貫かれた」と悼んだ。
 17年6月、宮城県松島町の瑞巌寺落慶法要を記念する事業の第1弾として歌丸さんの落語会があった。主催した瑞巌寺慶讃(けいさん)会の志賀寧(やすし)事務局長は「瑞巌寺にまた行きたい、御利益があったからと話しておられた。また来てほしかった」と肩を落とした。
 今年3月、花座の開場記念寄席が仙台市内で開かれた際、歌丸さんと共演した「東北弁落語」の六華亭遊花(ろっかていゆうか)さん(52)は「周囲は体調を心配したが、高座に上がった途端、別人と思うぐらい元気にお客さんを笑わせた。落語家としての生きざまを間近に見せていただいた」としのんだ。


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2018年07月03日火曜日


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