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「五日市憲法草案」起草者 栗原出身千葉卓三郎の足跡に感慨 関係者ら教会や記念碑巡る

草案の一部が刻まれた記念碑を眺めるツアー参加者

 宮城県栗原市志波姫出身の自由民権思想家で私擬憲法「五日市憲法草案」起草者の千葉卓三郎(1852〜83年)の足跡をたどるバスツアーが3日、同市などであった。千葉が自由民権運動に励んだ東京都あきる野市の市民団体「五日市憲法草案の会」のメンバーや栗原市の関係者が各地を巡り、民主主義を追求した先人に思いをはせた。
 約40人が参加し、千葉が洗礼を受けた金成ハリストス正教会や生家跡のタクロン公園、不敬罪で拘束された際に入った留置場と同型の展示施設がある登米市の警察資料館を見て回った。
 五日市憲法の一部が刻まれた栗原市志波姫総合支所前の記念碑も見学。参加者はガイドの説明に耳を傾け、熱心にメモを取ったり撮影したりしていた。
 地元から千葉の功績を発信する同市の鈴木道夫さん(67)は「改憲議論が盛り上がる中、多くの人が彼の理念に考えを深めてくれたようでうれしい」と話した。
 50年前にあきる野市の土蔵から五日市憲法草案を発見した元専修大教授の新井勝?さん(73)は「久々に生誕の地を訪ねることができて感慨深い。草案には、国民の権利を守るという憲法の根幹があると再確認した」と述べた。
 千葉は仙台藩の下級武士の息子として栗原郡白幡村(現栗原市)で生誕。東京都五日市町(現あきる野市)で教員をしながら自由民権運動に奔走した。千葉が縁で両市は友好姉妹都市関係を結んでいる。


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2018年07月04日水曜日


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