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<伊達セブン>挑戦の4年目 ひとめぼれで純米大吟醸7日発売

今年の伊達セブン

 宮城県内七つの蔵元が毎年共同で造る日本酒「DATE SEVEN(伊達セブン)」の今年の酒が7日に発売される。4年目となる今回は、県産ひとめぼれを使用した純米大吟醸酒。ひとめぼれならではの柔らかさと、純米大吟醸の清らかさ、きれを併せ持った味わいに仕上がった。

 大吟醸は酒造好適米「山田錦」を使うのが主流。食用米のひとめぼれは雑味が出やすく粒が小さいことなどから大吟醸に向かないとされるが、精米歩合33%と通常以上に磨き、難易度の高い酒造りに挑戦した。
 「いかに溶かさずに、ひとめぼれらしい柔らかさを出すか苦心した」とリーダー蔵を務めた美里町の川敬商店の川名由倫(ゆり)さん(29)。各工程で緻密な作業や管理を徹底し、2017酒造年度の全国新酒鑑評会で全国最多の15年連続金賞に輝いた川敬商店の技術も反映させたという。
 7蔵が参加して6月5日に仙台市内であった試飲会で「清らかさとしっかりとした味、相反する要素がバランス良く成立している」「柔らかさがあって、上品で嫌みのない甘み」「ひとめぼれとは気付かないのでは」といった感想が出た。
 川名さんは「評価を聞いて安心した。7蔵で一緒に酒を造ることで1年ごとに新たな技術や知識を得て、翌年の酒造りに生かせる」と話した。
 ラベルのデザインも川名さんが手掛け、7色に輝く雲が高みに上っていく様子を描いた。「繁栄」を意味する市松模様に「日本酒が末永く愛されるように」と願いを込めたという。
 伊達セブンは持ち回りでリーダー蔵となり、仕込み全体を管理。各蔵が精米、麹(こうじ)造り、酒母造り、もろみ管理といった各工程を分担する。
 四合瓶2700円。県内では仙台市青葉区の藤崎と仙台三越、一部の地酒専門店で販売される。


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2018年07月05日木曜日


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