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<おのくん>ファンが集う新たな交流拠点、気仙沼に誕生 ゲームセンターをリニューアル

おのくんをテーマにした店内でグッズを整理する気仙さん

 東日本大震災で被災した宮城県東松島市発祥の靴下人形「おのくん」を縁にファンらが集う交流拠点「空の駅スポット」が、気仙沼市に誕生した。福岡、栃木両県に続き3カ所目。おのくんは見た目のかわいさに加え、気負わず震災と関わりを持てることから人気で、今回の新拠点誕生でさらに活躍の幅が広がりそうだ。
 新たなスポットは気仙沼市のゲームセンター「遊楽館ジョイフル」。人とのつながりを大切にするおのくんの活動に共感した気仙直樹店長(46)が5月、ゲームセンターを複合施設「おのくんのあそびば」にリニューアルした。
 従来の客層は20〜40代の男性が中心だったが、家族連れや女性が気軽に入れるようにするのが狙い。店内に絵本やダーツケースなどおのくんの関連グッズを置いたり、子どもの遊び場を用意したりしたほか、手芸など趣味の作品を展示できる貸しスペースを設けた。
 気仙店長は「おのくんをコンセプトにすることで誰でも来やすい雰囲気にしたい。気仙沼に足を運んでもらうきっかけにもなってほしい」と話す。
 空の駅スポットは約2年前、おのくんを通じた縁がきっかけで福岡県朝倉市と宇都宮市に開設。「里親」と呼ばれるファンが訪れ、会員制交流サイト(SNS)で発信している。県外からの来客も多いという。
 おのくんプロジェクトの共同代表新城隼さん(47)は「スポットは里親が気軽に立ち寄り、おのくんについて会話ができるコミュニティーの場。おのくんが縁でできた人とのつながりを大切にしたい」とさらなる広がりに期待を寄せる。
 おのくんは、東松島市の小野駅前仮設住宅に身を寄せた女性が作り始めたサルの人形。10万個以上が作られ、注文は半年〜1年待ちの人気商品になった。昨年9月末に仮設住宅が閉鎖され、現在は同市のJR小野駅前の空の駅を活動拠点にしている。


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2018年07月05日木曜日


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