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<女川原発>石巻市と県、5キロ圏内住民のヨウ素剤を更新

薬剤師(右)からヨウ素剤の説明を受ける親子

 石巻市と宮城県は4日、東北電力女川原発(女川町、石巻市)から5キロ圏内の予防的防護措置区域(PAZ)の住民に対し、2016年に配布した安定ヨウ素剤の一斉更新を始めた。女川町は8日に開始する。
 初日の4日は同市寄磯浜の集会場で寄磯、前網両地区の306人を対象とした説明会を開催。古いヨウ素剤を回収し、新品と交換した。この日は109人分を配り、対象住民に対する配布率は35.6%だった。
 会場では、保健師と薬剤師がアレルギーの有無や健康状態を個別に聞き取った。初めて受け取る住民には医師らが薬剤の効果や副作用を説明した。3歳未満の乳幼児には今回からゼリー剤が配られた。
 生後11カ月の長男と訪れた同市寄磯浜のパート従業員渡辺並美紀さん(30)は「子どもの分があるのは安心。事故への不安はあるが、ここで暮らしているので仕方がない」と話した。
 同市の対象者は5月末現在、580人。今月中に行政区ごとに説明会を開く。対象者576人の女川町は8日から9月末にかけて順次、開催する方針。
 安定ヨウ素剤は原発の重大事故の際、甲状腺被ばくを抑えるため予防的に服用する。


2018年07月05日木曜日


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