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<高校野球宮城大会>公立勢、攻める(1)仙台南/2年正捕手が急成長

守備練習中に仲間に声を掛ける2年生捕手の横山(左)=仙台市太白区の仙台南高グラウンド

 第100回全国高校野球選手権宮城大会は14日、開幕する。今大会は公立校に勢いがあるのが特徴だ。昨秋の県大会は8強のうち7校を占め、今春の県大会も四つの地区予選全てを制した。100回目の夏に意気込む4校を紹介する。(今愛理香、大谷佳祐)

 仙台南はベンチ入りメンバーの半数が2年生。まさに伸び盛りだ。昨秋の県大会で3位に入り、初めて東北大会に出場。今春は強豪がそろう南部地区大会を制している。
 2年生正捕手、横山蒼天(そうま)の存在が象徴的だ。扇の要に座り始めてわずか10カ月。昨夏、内野手からコンバートされた。
 冷静で真面目、物おじしない性格を、松木健林監督(41)が見抜いた。捕手のイロハを学ぶところから始まったが、成長は早かった。
 中学時代の投手経験が強みだ。「自分だったらここで何を投げたいか考えながら配球を組み立てている」(横山)。今は2年生主戦永倉優大(ゆうた)との息もぴったり合っている。
 チームに学年の垣根はない。練習中、誰よりも声を出す横山は3年生にも手厳しい。「自分が守りの要」(横山)という自負があるからだ。
 上級生の理解も深い。「上下関係を厳しくし過ぎると萎縮してしまう」と宍戸翔主将(3年)。「2年生が伸び伸びやることで、3年生もいい刺激を受けている」と相乗効果を口にする。学年の垣根を取り払い、お互いを正しく評価することで結束力を高めてきた。
 宮城大会を前に横山は思う。「チームを引っ張ってきてくれた3年生と、少しでも長い夏を一緒に過ごしたい」。成長した姿を球場で見せる。


2018年07月05日木曜日


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