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農業女子のハートをキャッチ!岩手県、農機具の小型軽量化に挑戦

畑で草刈り機の使い心地を試す女性農家

 女性農家の活躍を後押ししようと岩手県は、女性でも扱いやすい農機具の開発に乗り出した。「農業女子」の意見に耳を傾け、岩手大や農機具製造会社と一緒に草刈り機やトラクターの軽量化、小型化に取り組む。
 岩手県紫波町の畑に地元の女性農家5人が集まって6月中旬、草刈り機の使い心地や性能を試す調査があった。県が用意したのは、アームの短いタイプと充電バッテリータイプだ。
 春から夏にかけてほぼ毎日草刈りをするという稲作農家の畠山泉穂さん(31)は「背が低いので柄の短い草刈り機は使いやすかった。バッテリー式は振動が少なく、長時間使っても疲れにくそう」と話した。
 一方で「ハンドルの幅が広く、持ちにくい」「カラフルなデザインの草刈り機があってもいい」といった指摘も。製造元のやまびこジャパン岩手営業所(北上市)の担当者は「男女では肩幅も違う。使う人の体格に合わせる工夫が必要だ」と話した。
 県は本年度「幸せ創る女性農林漁業者育成事業」をスタート。手始めに取り組むのが農機具の操作と改良だ。実地調査や女性農家約100人アンケート、意見交換会、操作研修会を次々実施する。
 集まった意見を基に、岩手大農学部が中心になって女性向け農機具操作ガイドブックを作成する。農機具メーカーとも連携して草刈り機やトラクター、消毒液などを散布する防除機を改良。2020年度までに実用化を目指す。
 県農産園芸課の菊池徹哉総括課長は「男性目線で作られている農機具は女性にとって扱いにくく、転倒事故の原因にもなる。女性が農業に参入しやすい環境づくりを強化していきたい」と話す。


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2018年07月05日木曜日


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