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<野口英世>解剖記録 古里に ガーナから福島・猪苗代の記念館に寄贈、展示へ

解剖記録を受け取る八子理事長(右)

 世界的な細菌学者、野口英世(1876〜1928年)が黄熱病の研究で滞在したガーナで、自ら黄熱病にかかり亡くなった際の解剖記録が、福島県猪苗代町の野口英世記念館で公開されている。1979年にガーナで発見され、日本で修復後、現地で何度も所在不明になった。再び見つかり、野口の古里で保管、展示されることになった。
 展示されているのは「野口英世博士剖検所見記録」。他の記録も記載されたノートの一部で、同僚の英国人病理学者が遺体を解剖して記した。臓器の状況などが生々しく書かれている。
 記録は福島県立医大の調査団がガーナで発見。傷みが激しかったため、野口英世記念会が修復し、99年にガーナ側に返却した。
 その後、何度か所在不明になり、昨年11月、現地のガーナ大野口記念医学研究所の金庫で再度発見。記念会が日本での保管を申し出て寄贈が決まった。
 贈呈式は先月9日、記念館隣の施設であり、アブラハム・クワベナ・アナン・ガーナ大野口記念医学研究所長が、八子弥寿男記念会理事長に現物を手渡した。
 八子理事長は「博士の自殺説もあったが、黄熱病にかかり亡くなったことを証明する資料。日本で永久保存したい」と話した。
 来年1月中旬まで開催の没後90年特別展で公開している。


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2018年07月05日木曜日


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