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気仙沼・大島クマ目撃情報 新たにわな2台、特製の餌も

クマを捕獲するわなを運ぶ市職員ら

 宮城県気仙沼市の大島でこれまで生息しないとされてきたクマの目撃情報が多発している問題で、市は5日、クマが出没する可能性がある島内2カ所にわなを仕掛けた。市が設けたわなはこれで3カ所。早急な捕獲に向けて本腰を入れ始めた。
 仕掛けたわな2台はいずれも鉄製のドラム缶式で直径0.6メートル、長さ1.8メートル、重さ約80キロ。ドラム缶の奥にある餌に寄せられたクマが入ると扉が閉まる。
 市は目撃情報に基づき、クマが通ると思われる外浜、亀山両地区の山林にわなを設けた。5月下旬に初めて仕掛けたわなの餌は蜂蜜だけだったが、宮城県猟友会気仙沼支部の提案を受け、蜂蜜や日本酒など約10種類の素材を混ぜた特製の餌に変えた。
 市、猟友会のメンバーら約20人が別の場所で組み立てたわなを現地に運び込んで設置。おびき寄せるため餌をネットで包み、周囲の木にぶら下げた。
 島では5月23日に初めてクマが発見された。その後は爪跡やふんを含めた目撃情報が多発。市は島内に3頭生息するとみている。
 50年近く島に住むという養殖業の男性(79)は「クマが出やすい早朝の散歩を控える島民も増えている。早くわなに掛かってほしい」と期待した。
 市は捕獲したクマを麻酔で眠らせて本土に運び、別な場所に放す予定。市農林課の三浦幸彦課長は「島民が安心するための最大限の対応をしている。クマと遭遇する危険もあるので、絶対にわなに近づかないでほしい」と話す。


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2018年07月06日金曜日


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