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<ベガルタ>DF永戸、復調へ闘志 先発奪回目指し右足意識

熊本キャンプの練習試合でクロスを入れる永戸(右)。先発復帰を目指して攻撃の幅を広げている=4日、熊本市のえがお健康スタジアム

 J1仙台のDF永戸勝也(23)がレギュラー奪回に燃える。2年目の今季、リーグ戦は序盤こそ左ウイングバック(WB)でフル出場を続けたが、十分な結果を残せずに先発を外れた。復調の鍵は右足。W杯ロシア大会開催によるリーグ中断期間中の今、利き足の左足で入れるクロスに加え逆足で力強いシュートを打つ意識も高めている。
 クロスを上げども上げども、点につながらない。そんな前半戦だった。精度の問題もあったが、外から一辺倒の攻撃は通用しなかった。
 相手の対策が上回っていたようで、「左(サイドの縦への仕掛け)に誘い込まれている印象がある」と渡辺晋監督。プレッシャーが厳しくなり、顔が下を向く。視野が狭まり、強引なクロスや縦の突破に追い込まれた。クロスもブロックされ、股抜きが得意なのも読まれ、中のDFにパスをカットされた。
 昨季は両足をバランス良く使い分けて活躍したが、今季は渡辺監督の「内(中央)に入るアイデアを持とう」との指示を体現できていない。5月6日の湘南戦から先発が遠のき、「自分が使われない理由は分かっている」と悔しがる。
 今、転機が訪れている。後半戦に向け、チームは3バックの左右の攻撃参加に取り組む。WBが中央に寄って空いたサイドのスペースをDFが攻め上がるのが基本形の一つ。永戸が中央にポジションを取って右足を使う場面が増えている。
 これまで、左サイド寄りから左足で放ったシュートがゴールから遠ざかるように外れる場面が目立った。右足なら好機をものにできるかもしれず、「もっと得点を狙っていきたい」と意欲を燃やす。
 計964分の出場時間はチームで6番目に多く、全15試合出場は永戸を含め4人のみ。期待の表れだ。「将来は世界を目指している。立ち止まっている場合ではない」。持ち味を取り戻し、2年目のジンクスを乗り越える。
(佐藤夏樹)


2018年07月06日金曜日


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