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人形劇で幼子に笑顔広がる 福祉施設巡って30年

おはなしキャラバンつばさの人形劇。子どもたちに笑いを届けた

 秋田市の秋田赤十字乳児院の一角で、軽快な音楽に合わせて人形が飛びはねる。普段の遊び場がステージに変わり、子どもたちに笑顔が広がった。
 NPO法人おはなしキャラバンつばさ(大阪)が披露した人形劇。歌や踊りを交えて笑いを誘う滑稽なやりとりに子どもたちは歓声を上げ、小さな手で拍手を送った。最後は風が苦手な悪役をうちわで追い出し、見事に役まで演じ切った。
 施設は経済的困窮などで親と暮らせない乳幼児19人を養育する。子どもたちの外出機会は散歩などに限られ、職員以外と触れ合うことは少ないという。
 NPOは病気などの事情で劇場に足を運ぶのが難しい子どものため、全国各地の福祉施設を訪れて公演する。企業の寄付金に支えられた活動は今年30周年を迎え、多くの子に笑顔を届けてきた。
 公演後に片付けをするスタッフの傍らで、再演を求めて涙を浮かべる子どもたちの姿も。「また来なきゃね」とNPO理事長の立花由美子さん(64)。幼顔に再訪を誓った。


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2018年07月06日金曜日


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