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<オウム死刑執行>公安庁、「ひかりの輪」を警戒 仙台支部調査へ

報道陣が集まった仙台拘置支所。林死刑囚への執行はなかった=6日午前10時ごろ

 松本智津夫死刑囚ら7人の死刑が執行された6日、公安調査庁は元教団幹部の上祐史浩氏(55)が後継団体アレフから分派して設立した「ひかりの輪」仙台支部(仙台市宮城野区)の周辺を警戒した。教祖らへの一斉執行という大きな節目に、当時を知る人々は事件の大きさを振り返った。
 支部では正午前、同庁の調査官数人がインターホンを鳴らしたが、反応はなかった。7日以降、信者立ち会いで立ち入り調査する。
 6月8日の支部への立ち入り調査で、松本死刑囚の写真など教団との結び付きは確認されなかったという。宮城県警によると、上祐氏は毎月支部を訪れ、信者らに講話しているとみられる。近所の女性は「(死刑執行の)ニュースを見て驚いた。公安(当局)の住民説明会が毎年あり、特に不安はない」と話した。
 若林区河原町には1995年まで東北唯一の教団支部があった。商店街振興組合幹部の男性(63)は「当時は信者がよく商店街に買い物に訪れていた。危害を加えるような様子はなく、いまだに支部と一連の事件とが結び付かない」と語った。
 警備畑が長い県警幹部は「バイオテロ対策が必須と認識させられた事件だった」と振り返る。松本、地下鉄両サリン事件を機に県警は化学防護服の配備を拡充し、テロ想定の訓練を強化した。
 若林区の仙台拘置支所には、今回執行が見送られた林(現姓小池)泰男死刑囚(60)が拘置中で、県警は警戒を続ける。


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2018年07月07日土曜日


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