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<入試のツボ>文章まとめる力必要

◎公立高前期選抜・独自検査(1)仙台一

 2013年度に始まった公立高入試の前期・後期選抜は19年度で終了し、20年度から一本化される。現行制度の大きな特徴は、前期で各校が独自の問題を出題できること。特に難関校は理科・社会型の小論文を課してきた。
 仙台一の過去6年間の出題分野は表の通り。社会は「世界と比較した日本」が一貫して出題されている。過去と比較すると、18年度は世界遺産に関する細かい知識がないと正解できない設問が出たことが特徴だった。
 理科は実験や資料を読み取り、科学的知識を基に深い考察をさせる問題が出ている。17年度の「歩行」の考察は難問だったが、18年度の「液体の混合の状態」は比較的解きやすかったと思う。
 19年度の対策だが、社会はやはり世界との相関を総合的に学習すべきだろう。食料自給率、戦争史、世界の司法制度などは知識をまとめておくといい。
 理科は教科書の実験に全て目を通し、仮説を立て実験結果との相違を考察する訓練が効果的だ。これまで地学分野からの出題はない。
 社会・理科とも字数制限を特に指定していない設問が多いのも特徴的。図表やグラフを見て必要字数を自分で判断し、解答欄の大きさに合わせて文章をまとめ上げる練習もしなければならないだろう。
 仙台一の小論文対策を重ねることは、世界の中の日本を意識するグローバルな感覚を養い、科学的思考力を伸長することになるだろう。社会に出て国際人として活躍するための第一歩と考えよう。
(進学プラザグループ教務推進室・鈴木伸講師)


関連ページ: 宮城 社会 入試のツボ

2018年07月07日土曜日


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