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<高校野球宮城大会>公立勢、攻める(3)石巻/打ち勝つ意識が浸透

チームメートと素振りで汗を流す松浦主将(手前)=石巻市民球場

 第100回全国高校野球選手権宮城大会は14日、開幕する。今大会は公立校に勢いがあるのが特徴だ。昨秋の県大会は8強のうち7校を占め、今春の県大会も四つの地区予選全てを制した。100回目の夏に意気込む4校を紹介する。(今愛理香、大谷佳祐)

 打ち勝つ野球で頂点を目指す。チームカラーを決めたきっかけは、昨年夏の甲子園大会だった。
 48試合で史上最多となる68本の本塁打が飛び出した「打の大会」。優勝した花咲徳栄(埼玉)は6試合で61得点、準優勝の広陵(広島)が同じく6試合で48得点。上位校はいずれも、打撃の力で勝ち進んだ。
 松浦主将はテレビ観戦しながら感心していた。「強いチームは場面ごとに適した打ち方ができている。勝負強さがある」。打撃を磨く必要性を感じた。
 冬場は、平日2時間の練習が全て打撃だけで終わることが多くなった。ロングティーでフルスイングを意識付ける一方で、走者やアウトカウントなど細かい状況を想定したケース打撃も取り入れた。
 効果はじわじわと出ている。春の東部地区予選決勝は12安打で5点を奪って松島に勝利。県大会は2回戦で登米相手に5得点。準々決勝は角田の好投手太田を終盤に打ち崩して7点を挙げた。早坂憲人監督は「攻める気持ちが浸透してきた」と手応えを感じている。
 2番に入る松浦が鍵を握る。春は打率5割超と絶好調。「打球が強くなったので、相手の失策も誘えるようになった」。打率2割台だった昨秋に比べて自信を深めている。
 1923年創立の地域を代表する伝統校。応援の熱も高い。ナインがまず願うのは地元石巻市民球場での試合。そのためには4回戦まで勝ち進む必要がある。
 「地域の方々の声援を聞くと普段以上に力が出せる。まずはそこまで勝ち抜いて、勢いに乗りたい」と松浦主将。前回の甲子園出場は48年。実に70年ぶりとなる甲子園出場を狙う。


2018年07月07日土曜日


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