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不気味さと面白さ融合 浮世絵師・歌川国芳の作品展 弘前市博物館で16日まで

歌川国芳の代表作「相馬の古内裏」を鑑賞する来館者

 江戸時代後期に活躍した浮世絵師歌川国芳の作品152点を集めた特別企画展が、青森県の弘前市立博物館で開かれている。16日まで。
 代表作「相馬の古内裏」は、妖術師の滝夜叉姫(たきやしゃひめ)が呼び出した巨大な骸骨と、朝廷から滝夜叉姫を討ち取るよう依頼された大宅太郎光国(おおやのたろうみつくに)が戦う江戸時代の小説の一場面を描いた。
 原作では本来、無数の骸骨が登場するところを一つの巨大な骸骨にすることで、迫力ある絵に仕上げた。
 複数の人の絵をつなぎ合わせて、全体で1人の人間を表現した「みかけハこハゐがとんだいゝ人だ」のように、気味の悪さと面白さを融合させた作品も飾られている。
 歌川国芳は江戸時代を代表する浮世絵師の1人で、発想力や力強さを持ち味に多彩なジャンルの絵を手掛けた。中でも、武者絵に定評があり、弘前ねぷた祭りで運行されるねぷた絵の多くが、今でも国芳の絵を参考に描かれているという。
 開館は午前9時半〜午後4時半。観覧料は一般800円、高校・大学生400円。小中学生200円。


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2018年07月08日日曜日


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