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<仙台満店>広島風蒸し焼きが美味

豚、イカゲソ、エビ、焼きそばが入った「そばスペシャル焼」(手前、1004円)。餅、のり、チーズという相性抜群のトリオにマヨネーズとしょうゆベースのタレをかける「やきもち焼」(奥、950円)も人気
熱烈な広島カープファンの戸嶋さん。年に1度は必ず観戦のため「里帰り」するとか

◎ご当地料理/珠芽(むかご)(泉区)

 お好み焼きの元祖は大阪か、広島か−。
 府民、県民の意地がぶつかり合う論争に「どっちでもええけぇ。なんて呼ばれてもええし」とカラカラ笑う戸嶋司さん(46)。泉ケ岳の麓にある広島風お好み焼き専門店「珠芽」の店主です。1990年に広島から移住、創業した父の二朗さんが4年前に急逝し、20年近く一緒に店に立っていた戸嶋さんが、本場の味を引き継ぎました。
 作ってもらったのは、1番人気「そばスペシャル焼」。熱した鉄板に生地をごく薄く焼き、キャベツをどっさり山盛り。モヤシとネギ、揚げ玉、豚肉をのせ、上から生地をトロリ。専用のヘラでいとも簡単にひっくり返し、じっくり火を通します。「こうして蒸し焼きにするのが広島風。野菜の甘みが引き出されます」と戸嶋さん。
 ぐっとかさが減ったら、同時進行で焼いていた焼きそばの上へ器用に移動。さらに、いつのまにか割って薄くのばされていた卵の上に移動。食材が次々に現れ、混ぜたり、のせたり、ひっくり返したり、鉄板の上で目まぐるしく変化する様は、まるでショータイム。仕上げにソースをかけるとジュワ〜っと、食欲を刺激する音と匂いが立ち込めます。
 熱々を頬張ると真っ先に感じるのは、キャベツの甘みとソースの香り。食べ進むと、さまざまな具材の味が口の中で複雑に絡み合います。関西出身の私がなじんだ「大阪風」とはまったくの別物。「粉モン」よりも「野菜料理」と呼びたいような。戸嶋さんには「どっちでもええけぇ」と言われそうだけど。(鶴)

[メモ]仙台市泉区福岡森下3の11▽午前11時〜午後8時半▽毎週月曜、第2.3火曜休み。祝日の場合は営業、翌日休み▽34席▽そばの代わりにうどんを使う「うどんスペシャル焼」、ご飯の「米米焼」、マッシュポテトの「じゃが焼」などメニュー豊富。持ち帰りもできる▽022(379)4984。


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2018年07月09日月曜日


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