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<貞山運河>絵図圧巻 仙台の研究グループ作製 詳細なイラストで名所案内

イラスト地図が圧巻の往来絵図を手にする上原さん

 宮城県が誇る歴史的遺産を広く知ってもらおうと、仙台市の貞山運河研究所と宮城野区の新浜町内会はガイドマップ「貞山運河往来絵図」を作製し、市内の書店で販売している。親しみやすいイラストと写真で運河の歴史や周辺の名所を紹介しており、「楽しく使えるマップ」とPRする。

 貞山運河は旧北上川河口から阿武隈川河口まで、仙台湾沿いに連なる北上運河、東名運河、御舟入(おふねいり)堀、新堀、木曳(こびき)堀の総称。安土桃山時代から明治時代にかけて整備され、約49キロの総延長は日本最長を誇る。
 絵図は折り畳んであり、広げると縦85センチ、横60センチになる。表面は運河、堀ごとに開削の経緯や特徴、自然環境などを解説し、写真を大きく掲載した。
 東松島市の野蒜(のびる)築港跡や東名水門、仙台市若林区の深沼海岸、名取市閖上の日和山など周辺の見どころも写真付きで紹介した。
 圧巻は裏面のイラスト地図。貞山運河を含む仙台湾の沿岸地域を大胆に描いたほか、運河や堀ごとの詳細図も載せ、周辺の名所や目印になる施設を示した。
 研究所の運営委員会メンバーと町内会の有志が昨年6月ごろ、絵図作りに着手した。運河や堀ごとに担当者を決め、住民や行政機関などに取材し、掲載内容を考えた。写真はほとんどを自前で撮影した。
 運営委員長の上原啓五さん(70)は「県内でも貞山運河を知らない人が多く、絵図をきっかけに興味を持ってもらいたい。観光客には土産の一つとして買ってほしい」と話す。2000部を発行。税込み300円。青葉区の金港堂本店、一番町4丁目のヤマト屋書店仙台三越店などで販売している。
 連絡先は上原さん080(5561)0250。


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2018年07月10日火曜日


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