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<大槌町旧庁舎解体>工事一時停止の議案、反対多数で否決

 岩手県大槌町は9日、臨時議会を招集して東日本大震災の津波で被災した旧役場庁舎解体工事の是非を審議した。第三者による震災検証の実施などを目的に、一部議員が提出した解体工事の一時停止を求める議案は反対多数で否決された。
 審議は、既に解体予算案を可決していることと議案の整合性などを巡って応酬が続いた。議長を除き賛成5、反対7で否決された。
 工事手続きや震災遺構としての価値を調べるとして地方自治法100条に基づく特別委員会の設置を求める動議も提出されたが、議案として取り扱うことは反対多数で否決された。
 一時停止を求めた東梅守議員は「震災検証や工事の手続き不備に関する議論も質問もできず、悔しい」と話した。
 工事は、着工後に発覚した手続きの不備やアスベスト(石綿)調査で一時休止している。住民団体が解体予算は違法として住民監査を請求しており、町監査委員の判断が当面の焦点となる。


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2018年07月10日火曜日


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