宮城のニュース

災害住宅で孤独死3人 気仙沼市で6月現在 市議会で報告

 気仙沼市の災害公営住宅で、誰にもみとられずに亡くなる「孤独死」が6月末現在で3人に上ることが10日、分かった。市内の災害公営住宅に住む独居の高齢者は増加傾向にあり、市は高齢者の孤立を防ぐための見守りを強化する。
 同日あった市議会震災調査特別委員会で市当局が明らかにした。孤独死の定義はないため、市は「1人で暮らし、住宅内で死亡してから1週間以上たって発見された人」とした。
 市建築・公営住宅課によると2016年度が1人、17年度は2人いた。男女の内訳や年代などは明らかにしていない。
 市内では15年1月に最初の災害公営住宅が完成し、17年5月に全2087戸ができた。今年6月末現在で1953世帯が暮らし、うち高齢者の独居世帯は546を占める。
 高齢者の孤立を防ぐため、市が市社会福祉協議会などに委託する生活援助員27人が災害公営住宅を巡回している。今後は見守りなどの対応を強化する方針。
 また、市が震災遺構とする気仙沼向洋高旧校舎(19年3月公開予定)のグラウンド跡地に市内の建設会社がパークゴルフ場を整備し、市に寄付する計画も取り上げられた。
 年間の利用者数を3万6000人と想定したが、約75万円の赤字が出る収支見通しを示した。市は今後、準備委員会を設け、管理の在り方などを検討する。


2018年07月11日水曜日


先頭に戻る