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<栗原市官製談合>奇妙な一致 落札過程以前から疑問の声

家宅捜索のため段ボールを運び込む捜査員ら=10日午後10時45分ごろ、栗原市役所

 栗原市発注の交流施設エポカ21の建築改修工事を巡る官製談合事件で、同工事の一般競争入札は以前から落札業者の決定過程に不透明さが指摘されていた。市議会は最低制限価格と同額の入札を「奇妙な一致だ」と疑問視したが、市は「適正競争の結果だ」と反論していた。
 同施設を巡り、建築改修工事の入札では白鳥泰行容疑者(51)が社長を務める丸安建設が落札。設備改修工事では、米倉智章容疑者(51)が専務の米倉設備工業が最低制限価格よりわずか5000円多い額で落札した。
 最低制限価格を下回る入札額は失格となるため、同額入札すれば落札がほぼ確実となる。最低制限価格は入札前は非公表だが、市議の間から「市役所内部から情報が漏れているのではないか」との声が出ていた。
 市は工事契約案が提出された市議会2月定例会での答弁で「最低制限価格との差は2番目の業者が0.01%、3番目が0.3%と僅差。公正な競争が行われた」(千葉章副市長)と不正を否定。契約案は原案通り可決された。
 市職員の一人は「事業担当職員は受注業者と日常的に関わることが多い。業務を通じて深い仲になった可能性は十分ある」と話す。


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2018年07月11日水曜日


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