宮城のニュース

<女川原発>事故発生時の避難住民の汚染検査 候補地案に13カ所

 東北電力女川原発(女川町、石巻市)で重大事故が起きた際、住民が避難途中に放射性物質の汚染検査や除染を受ける「避難退域時検査場所」の候補地案に、宮城県が13カ所を選定したことが11日、分かった。いずれも原発から半径30キロ付近に設ける。周辺自治体からは、さらに数を増やすよう求める声も出ている。
 駐車スペースが確保でき、住民の避難経路から近い公用地が対象。原発周辺自治体と協議し、東松島市4カ所、登米市3カ所、南三陸町と涌谷町、美里町に各2カ所を選んだ。
 県の計画では、避難対象となる原発30キロ圏内の3市4町の約21万人のうち、5キロ圏内の住民約1150人は放射性物質の放出前に避難する。一方、5キロ圏外は放射線量が高くなった地域が自治体の指示を受けて避難する想定で、県や国が設置する避難退域時検査場所に立ち寄る。
 候補地は広域避難計画をまとめる内閣府や県の原子力防災協議会作業部会が検討するが、参加する自治体からは「候補地が少なすぎる」との意見も出ている。円滑に検査できなければ、渋滞して避難が遅れる恐れがあるためだ。
 県は各候補地に向かう人数の試算も進める。県原子力安全対策課は「検査場所を増やす可能性があり、効率的に避難できるよう調整する」と説明する。


関連ページ: 宮城 社会

2018年07月12日木曜日


先頭に戻る