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<高校野球宮城>準備万端、南三陸平成の森しおかぜ球場 夏の県大会初開催、地元志津川高も試合

初の大会に向けて準備が進む平成の森しおかぜ球場

 14日に開幕する第100回全国高校野球選手権宮城大会で、東日本大震災後に大規模改修された南三陸町の平成の森しおかぜ球場が大会史上初めて会場として使われる。球児たちを万全の状態で迎えようと、熱戦の舞台となるグラウンドの整備が着々と進む。地元の志津川高が同球場で試合を行うことも相まって、町は盛り上がりを見せている。

 同球場で10日、仕上げの整備が始まり、専門業者がマウンドやバッターボックスを中心に手を入れ、内野のくぼ地に土を足した。選手がプレー中に足をとられないよう、外野に広がる天然芝は大会までに短く刈りそろえる。
 内野は甲子園球場(兵庫県西宮市)と同じ種類の黒土などを使い、外野にはプロ野球東北楽天の本拠地、楽天生命パーク宮城(仙台市)と同じ天然芝を張った。「東北屈指のグラウンド」とも称される。
 平成の森館長の菅原弘さん(66)は「高校野球の夏の大会が開かれるとは夢にも思わなかった。管理に最善を尽くし、球場を最高の状態に仕上げたい」と意気込む。
 県大会の開催は、仙台商高で甲子園大会に出場した経験を持つ佐藤仁町長が県高校野球連盟に要望して決まった。15、16日に2回戦4試合が行われ、志津川高は16日の第2試合で岩ケ崎高と対戦する。
 志津川高野球部員の大半は町内出身者。主将の木皿和輝さん(17)は「慣れ親しんだ球場で初戦を迎えられるのはうれしい。応援してくれる町の人たちに勝利を届けたい」と奮起する。
 町は14日から町民に応援を呼び掛ける町内放送を流す予定。町教育委員会の三浦勝美生涯学習課長は「大会が近づき、町内の機運が高まっている」と話す。
 球場は1991年に歌津地区の丘陵部に開設。老朽化による改修が昨年3月に終了した。


2018年07月12日木曜日


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