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<ベガルタ>中野、覚醒の決勝弾「試合に出るにはゴールが必要だと思っていた」

仙台−大宮 前半、仙台・中野(左から2人目)が先制ゴールを決める(小林一成撮影)

 待望のゴールだった。けがの野津田に代わって先発した中野が今季の公式戦初得点。チーム内の激しいレギュラー争いで後れを取っていただけに、「試合に出るにはゴールが必要だと思っていた。ホッとした」と笑みがこぼれた。
 前半12分、熊本キャンプで練習を重ねたカウンターが決まった。自陣でボールを奪い、パスを受けた中野がドリブルで左サイドを突破。帰陣が精いっぱいのDFの逆を突いて中に切り返し、右足を一閃(いっせん)。「一番得意な形」だった。
 中野の覚醒という収穫があった一方、チームとしてはシュート4本と、攻撃の組み立てに停滞感があったのは気掛かり。ウイングバックにボールが渡ったとき、周囲にボランチとDFだけという場面が多く、パスコースが限定された。常に前後左右に顔を出す野津田の不在を痛感させられた。
 前線の効果的な崩しも不足。シャドーストライカーの石原が中盤に下がってもDFが付かず、なかなかスペースを生み出せない。DFの間に入ろうとしてもボランチにマークされた。
 ただ、早々に先制し、無理に攻める必要がなかった面はある。「こういう試合で勝ち切れたのは成果」と渡辺監督。リーグ再開となる18日の横浜M戦に向け、課題を見つけられたのも大きい。(佐藤夏樹)


2018年07月12日木曜日


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