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<オウム死刑執行>後継団体「危ない行動を起こすとは考えにくい」元幹部・上祐氏が見解

上祐史浩氏

 オウム真理教の元幹部で後継団体アレフから分派した「ひかりの輪」代表の上祐史浩氏(55)が11日、河北新報社の電話取材に応じた。オウム元代表松本智津夫元死刑囚=執行時(63)=ら7人の刑執行を受けたアレフなど後継団体の動きに関し、「組織として危ない行動を起こすとは考えにくい」との見方を示した。
 上祐氏は2007年にアレフを脱退。「独立してから『裏切り者』という立場で(報復などへの)緊張感があったが、(死刑執行後の)今は和らいだ」と心境を語った。
 松本元死刑囚の四女(29)側が11日、元死刑囚の遺骨を海にまく意向を示した点は「良い考えだ。私も同じことを考えていた」と賛同した。
 刑未執行の林(現姓小池)泰男死刑囚(60)は仙台市若林区の仙台拘置支所に拘置されている。林死刑囚については「真面目で能力のある人。オウムにいなければ死刑囚になるような人ではなかった」と語った。
 今後は松本元死刑囚の著作権の相続や被害者への賠償問題で後継団体内の混乱が予想され、「平成最後の半年に、アレフの教団組織体系が崩れるのでは」と指摘。「刑執行の余波は、まだ全て顕在化されていない」として、状況が大きく変わる可能性を示唆した。
 東北での「ひかりの輪」の活動は「関心のある方が来たら対応する」と受け身の姿勢を強調。宮城野区の仙台支部で月1、2回実施する講話を続ける考えを明らかにした。


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2018年07月12日木曜日


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