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<東京五輪>聖火、福島を3月26日出発し全国リレー 宮城は6月20〜22日

 2020年東京五輪の聖火リレーで、47都道府県を巡る実施日程が12日、決まった。東日本大震災の被害が甚大だった福島県を同年3月26日にスタートする。震災と東京電力福島第1原発事故からの復興を強力に後押しし、「復興五輪」を世界に発信する。聖火は7月24日の開会式まで、移動日を含め121日間で都道府県を回る。福島県以外の東北5県でのリレーは6月に実施する。
 都内であった大会組織委員会や政府、東京都、全国知事会の代表者らによる調整会議で了承した。
 福島出発について組織委の森喜朗会長は「復興五輪を強く意識して検討した」と意義を強調。吉野正芳復興相は「復興に向かう姿を世界に示す絶好の機会。被災地の皆さんも大変喜ぶ」と述べた。
 沖縄県を出発点とする案もあったというが、多くの被災者が避難生活を送る現状やリレーのテーマ「希望の道を、つなごう。」を踏まえて選定した。
 リレーは20年3月26〜28日に福島県内を巡った後、栃木県から主に太平洋側を沖縄県まで南下。折り返して北海道まで北上した後、東京都へ向かう。
 東北は6月7、8日が山形県、9、10日に秋田県、11、12日に青森県を回る。震災で被災した岩手県は17〜19日、宮城県は20〜22日に駆け抜ける。
 具体的な経路は各都道府県が検討し、年内にルート案を組織委に報告。組織委が全体案を作成し国際オリンピック委員会(IOC)の了解を得る。正式ルートは来年夏までに決める。
 出発地を巡っては、震災で被災した石巻市が誘致に取り組んでいた。
 組織委はリレー実施前、ギリシャで採火した種火を「復興の火」として岩手、宮城、福島の被災3県で展示する。


2018年07月12日木曜日


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