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<仙台市>駅ペデストリアンデッキや道路照明灯の修繕計画策定 予防型でコスト減

ペデストリアンデッキで見つかったひび割れ=仙台市泉区の泉中央駅
塗装がはがれ、さびが目立つ道路照明灯=仙台市若林区六丁の目

 仙台市は、JR仙台駅西口(青葉区)など3地区のペデストリアンデッキと、市が管理する道路照明灯の長寿命化に着手した。いずれも点検の結果、腐食やひび割れなどの不具合が複数箇所で見つかった。市は修繕計画を策定し、維持管理を「予防保全型」に切り替え、コスト縮減を図る。

 ペデストリアンデッキについては2016〜17年度、仙台駅西口の全22区間、駅東口(宮城野区)の全1区間、市地下鉄泉中央駅(泉区)の全10区間を調べ、腐食などの状態から健全度を4段階で判定した。
 緊急に措置する「健全度IV」はなかったが、駅西口の3区間、泉中央駅の1区間が早期対応が必要な「III」、駅西口の17区間、駅東口の1区間、泉中央駅の9区間は予防のための措置が望ましい「II」だった。
 雨水の浸透による鋼材の腐食、外壁の一部断面の欠損、経年劣化や地震の揺れによるひび割れなどを確認した。現時点で橋の強度に問題はないという。
 駅西口ペデストリアンデッキは1979年に1区間目が完成し、段階的に延長した。駅東口は04年、泉中央駅は93年にそれぞれ完成した。
 約1万5000基ある道路照明灯については14年度に調査を始め、4段階で健全度を判定。17年度末までに5565基(37%)の点検を終え、約4割の2329基で腐食や変形を確認した。
 腐食が著しく穴が空いている支柱など、健全度IVの危険な66基は調査段階で取り換えた。II、IIIの計2263基は表面に腐食防止の塗装を施すなどして、健全度Iに回復させる。
 市は二つの修繕計画を今月策定し、公表した。ペデストリアンデッキは今後5年間で、道路照明灯は順次、全ての施設を健全度Iに向上させる。
 試算では、維持管理の方式を、不具合が生じたら対応する「対症療法型」から、使用期間を延ばす「予防保全型」に転換することで、今後30年間に約73億円を縮減できる。市道路保全課の大友修課長は「大規模補修に伴う経済的損失が防げる上、計画的な維持管理や予算の平準化も図れる」と説明する。


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2018年07月13日金曜日


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