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<聖火リレー>ギリシャで採火「復興の火」到着地に石巻市名乗り

 2020年東京五輪の聖火リレー実施前、東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県で計画される「復興の火」の巡回展示で、ギリシャで採火した種火を迎え入れる到着地に石巻市が名乗りを上げていることが12日、分かった。実現すれば、最大の津波被災地で日本で最初に聖火がともされることになる。
 市の構想によると、種火を載せた特別機を東松島市の航空自衛隊松島基地に着陸させ、陸路で石巻市内の日和山公園へ搬送。火を受け取り、震災時に津波からの避難路として使われた階段を下る。20年度完成予定の石巻南浜津波復興祈念公園に移動し、歓迎の祈念式典を開く計画。
 聖火リレーは20年3月26日に福島県を出発する。岩手、福島両県でも復興の火を展示する日程を踏まえ、種火到着は震災命日の3月11日となる可能性もある。
 式典は祈念公園内に整備する追悼の広場を想定。黙とうなどの後、会場で復興の火をともし、市民らが見られるようにする。
 亀山紘市長は「出発地は福島県になったが、復興の火は国内で最初に宮城県に入ってもらうことを期待したい。石巻には(リレーと合わせ)聖火が2回入ることになる」と期待した。
 祈念公園が整備される門脇・南浜地区は津波で一帯の住宅地がほぼ壊滅。死者・行方不明者は500人を超え、住民の多くが日和山公園に避難した。
 復興の火の巡回展示は今年4月、大会組織委員会や政府などによる調整会議で決定。市は復興の火の受け入れを組織委などに働き掛けている。


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2018年07月13日金曜日


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