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<聖火リレー>「復興の火」到着地に期待大 最大被災地・石巻を元気に

聖火リレー誘致の機運醸成へ、聖火台近くで実施した市民参加の走り初め=1月1日、石巻市総合運動公園

 2020年東京五輪で、ギリシャで採火された聖火の種火の国内到着地に石巻市が名乗りを上げた。4年に及ぶ誘致活動を展開した聖火リレー出発地は12日、福島県に決まったが、地元関係者は東日本大震災の最大被災地へ「復興の火」を迎え入れる構想の実現に期待を寄せた。

 種火は「復興の火」として、聖火リレーの前に岩手、宮城、福島3県で巡回展示される。亀山紘市長は巡回展示を「支援への感謝と、今の復興の様子を発信するいい機会にしたい」と位置付け、「復興の火はアテネから直接石巻に入ってもらうことを想定して活動している」と力を込めた。
 リレー出発地の誘致活動に協力してきた市体育協会の伊藤和男会長(71)は「県や市と連携しながら、被災者を元気づけられる取り組みを考えていきたい」と意気込む。
 誘致委員会委員長を務める浅野亨石巻商工会議所会頭(76)は「最大被災地の石巻が、今まで以上に元気になるようなプロジェクトにしたい」と強調した。
 一方、14年に始まった聖火リレー出発地の誘致活動は実らなかった。市は1964年の東京五輪で使われた聖火台を借り受け、聖火台を軸に市民を巻き込んだ活動を展開してきた。
 伊藤会長は「市民に勇気や希望をもたらす取り組みに多くの協力をもらった」と活動の意義を示しつつ、「聖火ランナーが石巻を通る時には皆で盛り上げたい」と気持ちを切り替えた。


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2018年07月13日金曜日


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