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<名取市新図書館>自宅に眠るレコード寄贈して 開館後、鑑賞会を企画

届けられたレコードを手に取る図書館職員

 東日本大震災で被災し、代替施設で業務に当たる名取市図書館が、自宅に眠っているレコードの寄贈を呼び掛けている。CDの普及で一時は衰退したレコードも、アナログの温かみある音色から人気が回復しつつある。12月の新館オープン後に鑑賞会を企画し、図書館に縁遠い層にもアピールしたいという。

 ジャンルやレコード盤の形状は問わないが、送料は送り主に負担してもらう。6月13日に図書館のホームページなどで寄贈の受け付けを始めたところ、1カ月間で7件、約550枚が届いた。図書館は1万枚を目標に収集を続ける。
 レコードにまつわる思い出やエピソードも添えてもらう。大阪府堺市の男性からは「目が不自由でレコード鑑賞が楽しみだった兄の遺品。震災からの復興支援のため贈りたい」とのコメントが寄せられた。
 図書館に足を運んでもらおうと、これまでも折り紙教室や映画会といったイベントを実施してきたが、子ども向けの催事が多いため、昔懐かしいレコードを使って大人も楽しめる企画を練ろうと考えた。
 12月19日オープンの新館は、JR名取駅とペデストリアンデッキでつながる複合ビルの2、3階に入る。鑑賞会は入り口近くに設けるカフェコーナーで数カ月に1回、開く方針。フロアが分かれており、読書を楽しみたい来館者への影響も少ないという。
 柴崎悦子館長は「レコード鑑賞会をきっかけとして、これまで図書館に足が向かなかった方も新館に来てもらえるようになれば」と話す。
 連絡先は図書館022(382)5437。


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2018年07月14日土曜日


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