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<戊辰戦争150年>激戦地・白河で犠牲者思う 「東西」が合同慰霊祭

祭壇に献花し手を合わせる参列者

 戊辰戦争で東西両軍が雌雄を決し、1000人超が亡くなった「白河口の戦い」の合同慰霊祭が14日、激戦地の白河市であった。戊辰戦争150年を記念し、30年ぶりに開かれた。

 会津若松市や仙台市の「東軍」と、山口県萩市や鹿児島市の「西軍」から計約1000人が出席。読経をしたり、献花したりして犠牲者の霊を弔った。白河市の鈴木和夫市長は「合同慰霊祭を契機に関わりを持つ地方自治体間の交流が活発になることを期待する」とあいさつした。
 白河口の戦いは、地元住民が戦死者を分け隔てなく弔ったことで知られる。白河藩最後の藩主だった阿部家の22代当主の阿部正靖さんは「全ての御霊に末永く香華を手向けていく」と誓った。
 参列した伊達家18代当主の伊達泰宗さん(59)は「奥羽越列藩同盟軍は平和のための奥州連合体だった。志半ばにして亡くなった先人の思いを、150年という節目に改めて深く思う機会となった」と話した。
 1868年に始まった戊辰戦争で、白河口の戦いは約100日間続いた。仙台藩など奥羽越列藩同盟軍と明治新政府軍が小峰城を巡って激戦を繰り広げ、市内全域が戦場となった。
 15日には特別講演が正午から白河文化交流館コミネスで開かれる。歴史家で作家の加来耕三さんらの講演や「明治維新と戊辰戦争」をテーマにしたシンポジウムもある。


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2018年07月15日日曜日


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