宮城のニュース

<栗原市官製談合>エポカ受注に執着か 業者側、改修工事を多数落札

 宮城県栗原市発注の交流施設エポカ21の建築改修工事を巡る官製談合事件で、公競売入札妨害容疑で逮捕された白鳥泰行容疑者(51)=栗原市築館源光=が社長を務める丸安建設が2008年以降、エポカ21の改修工事を立て続けに受注していたことが15日、市の入札記録で分かった。
 白鳥容疑者は施設を運営する市の第三セクター「くりはら振興株式会社」の役員で、改修時期を把握していた。施工経験を積み効率的に工事を進められることなどから、エポカ21関連の工事を「自社もの」と位置付け、受注に執着したとの見方もある。
 入札記録によると、丸安が受注したエポカ21の改修工事は08年12月、10年1月、10年5月、11年12月、16年2月、18年2月の計6件。うち10年5月と11年12月を除く4件の入札時は市建設部次長佐藤義夫容疑者(58)=同市一迫、官製談合防止法違反などの容疑で逮捕=が建設部に在籍しており、設計価格の情報を知り得た可能性がある。
 事件となった18年2月の入札について、市内の建設業者は「白鳥容疑者は入札の約1年前から『来年はエポカ(改修)の年だ』と話し、受注に意欲を見せていた。前々から(設計価格などの)情報入手を画策していたのではないか」と話す。
 逮捕容疑は、2月にあった施設の建築改修工事の制限付き一般競争入札で、佐藤容疑者が米倉設備工業専務米倉智章容疑者(51)=同市築館、公競売入札妨害容疑で逮捕=と白鳥容疑者に最低制限価格の算定基準となる設計価格を漏らした疑い。宮城県警は、佐藤容疑者が米倉容疑者に設計価格を教え、その後、米倉容疑者が友人の白鳥容疑者に伝えたとみている。


関連ページ: 宮城 社会

2018年07月16日月曜日


先頭に戻る