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国境超え思いを共有 9.11米同時テロ遺族ら、3.11南相馬の被災者と交流

流しそうめんを楽しむ9.11家族会のメンバーら

 米中枢同時テロの遺族らでつくる「9.11家族会」のメンバーら14人が12日、南相馬市原町区の災害公営住宅を訪れ、東日本大震災の被災者ら30人と交流した。家族のように打ち解けようと、流しそうめんに挑んだ。
 北原復興公営住宅の集会所で、家族会を代表してメリアム・ローベルさん(69)が「9.11以前、私たちメンバーは知らない仲だった。3.11の被災者もそういう方がいるのではないか。交流会で家族以上の絆を強めたい」と述べた。
 消防士の夫を亡くしたアン・バン・ハインさん(64)が活動内容を報告。崩壊した世界貿易センタービル向かいのビルから間一髪で避難したジネット・グティアレスさん(55)は「8〜9年間、外出もできなかったが、家族会で初めて経験を話せた。思いを共有しようと語り部となった」と語った。
 参加者らは日本人の手ほどきを受け、長さ約10メートルの竹ざおを流れるそうめんを上手にはしを使ってすくい上げていた。
 一行は11日には石巻市で、12日夜には郡山市でも交流会を開いた。13日は事故を起こした東京電力福島第1原発を視察した。


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2018年07月16日月曜日


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