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<E番ノート>平石監督代行、初の夢舞台 選手たちから粋な計らいも

 球宴に今年、初めて選ばれた野球人がいる。東北楽天の平石監督代行(38)だ。全パのコーチとして、辞任した梨田前監督に代わり選出された。「現役時代は無縁の舞台だった。純粋に野球を楽しませてもらっています」。リーグ戦での険しい表情は一切見せずに、目を輝かせながら感慨深げに語った。
 今回は12年ぶりの出場で第1戦に先発した中日の松坂が最も注目を集めた。1998年夏の全国高校野球選手権大会準々決勝で、PL学園(大阪)の主将だった平石監督代行は横浜のエースで同学年の松坂と対戦した。延長十七回の死闘は今もファンの語り草となっている。
 球宴で粋な計らいがあった。松坂が登板した一回、平石監督代行が予定外の三塁コーチを務めた。「最初は断ったが、今江(東北楽天)秋山(西武、八戸大出)ノブ(松田、ソフトバンク)に『今年は(選手権が)100回大会なんだから、行かなあかんでしょ』と強く言われてね」。今も親交のある松坂の奮闘を間近に見て「元気そうに投げていて、うれしかった」と目を細めた。
 12球団で最も若い研究熱心な指揮官は「工藤監督(ソフトバンク)や辻監督(西武)にいろいろなことを聞けた」と振り返る。「松坂と平石」。いつか名将として、スター軍団を指揮する二人の姿を見てみたい。
(狭間優作)


2018年07月17日火曜日


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