宮城のニュース

<高校野球宮城>全力プレー貫く 宮城水産・石巻北短い夏

仙台工―宮城水産・石巻北 試合終了後、悔しそうな表情を見せる宮城水産・石巻北ナイン

 一回6点、二回2点。失点を重ねベンチに戻ってくる宮城水産・石巻北の選手に大畑監督は大声で呼び掛けた。

 「全員最後まで諦めんな」

 その声に選手は全力で応えた。どんなに点を失っても肩を落とすことはなかった。主将の荒川(宮城水産)は「最後まで上を向いてプレーできた」。そう言って胸を張った。

 2校合わせても選手は13人。うち正規部員は5人しかいない。「あとは文化系だったり、帰宅部だったり。マネジャーが全校集会で呼び掛けて集まってくれた」(石巻北・田部)

 1〜3月は宮城水産の部員が乗船実習でハワイ沖に出る。残った田部はマネジャーの伊藤と2人でティー打撃に取り組んだ。実習中の荒川も、狭い船内で腕立てやスクワットで筋力アップを図った。

 意地は見せた。一回は荒川の中前打が敵失を誘って先制。主軸の佐々木も続いて2点を先取した。「初回は良かったんだが…」と大畑監督。「その後失点しても修正できなかったのは自分の力不足。最後に勝つ喜びを教えてあげたかった」

 それでも、選手は野球ができる喜びを感じていたはずだ。田部は言う。「一度は辞めようと思ったが続けて良かった。楽しかった」。最後まで笑みを絶やさなかった。

 ▽2回戦(仙台市民)
宮城水産・石巻北21000=3
仙台工     6241×=13
       (五回コールドゲーム)


2018年07月19日木曜日


先頭に戻る