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<メガホン>経験の差

 第89回都市対抗野球大会に初出場した東北第1代表のトヨタ自動車東日本(岩手県金ケ崎町)は17日の1回戦で、出場チーム中最多7度の優勝を誇る東芝(川崎市)に1−12で大敗した。東芝は迷いなく振ってきただけではない。したたかさも備えていた。
 1−0の二回2死二塁、先発阿世知が左打者の小川に逆転2ランを浴びた場面。小川は追い込まれた後、内角低めへのボール球に右足を当てにいくようなしぐさを見せた。もう一度内角を攻めたかった阿世知だが、「死球は嫌だな」とも感じていた。
 カウント2−2からの6球目。内角に構えたミットより直球が中に入り、右翼席まで運ばれた。「パワーがあるな」と素直に実力の差を認めつつ、右足を踏み込んで振り切った相手のいやらしさも痛感した。
 トヨタ東日本の投手陣は序盤で早々につかまった。「相手には実際に球を見て修正する力があった」と三鬼監督。初めての都市対抗の舞台で、出場40回の古豪の底力を見せつけられた。(剣持雄治)


2018年07月19日木曜日


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