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<ケーヒン>HV需要増、宮城製作所の生産2.5倍に引き上げ

 ホンダ系自動車部品製造大手ケーヒン(東京)は2019年度、電子制御装置のパワーコントロールユニットを製造する同社の宮城製作所(角田市、宮城県丸森町)の生産能力を2.5倍に引き上げる。ハイブリッド車(HV)などに使われるユニットの国内外の需要増に対応するためで、約40億円の設備投資を行う。
 ユニットは電流や電圧を電子的に制御する装置で、ホンダのミニバン「オデッセイ」など、HVや電気自動車(EV)、燃料電池車(FCV)に幅広く搭載されている。全量が宮城製作所で生産される。
 同社は宮城製作所の年間生産能力を当初の約5万台から約10万台に拡大したが、さらにユニット市場が拡大したため、遊休スペースを改装して増産体制を整えることにした。
 改装工事は4月に着手しており、本年度内に完了する見込み。増産部分の稼働は来年夏を予定する。年間生産能力は約25万台になる。
 同社の18年3月期売上高は約3500億円で、31年3月期には倍増の約6000億円を目指す。ユニットの生産は20年度以降、世界最大の消費地とされる中国でも行う方針で準備を進める。
 宮城製作所は1969年に稼働開始。二輪向け部品を含め四つの工場があり、近隣には開発センターも立地している。製作所とセンター合わせて約1700人が勤務している。
 同社の担当者は「EVなどのニーズが想定を上回るペースで増大している。宮城製作所の生産能力を引き上げ、安定供給できる体制を整えたい」と話す。


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2018年07月20日金曜日


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