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喫煙男性の交通事故死リスク、非喫煙男性の最大1.5倍 運転中の不注意要因か 東北大調査

 喫煙男性の交通事故による死亡確率が非喫煙男性との比較で最大約1.5倍高まるとの研究成果を、東北大大学院歯学研究科の相田潤准教授(公衆衛生学)のチームがまとめた。事故死の多くは車を運転中の喫煙による不注意と推察され、相田准教授は「スマートフォン同様、運転中の喫煙も規制が必要」と強調する。

 研究は茨城県内の40〜79歳の男女計約9万7000人を対象に、1993〜2013年に平均約18年間追跡調査したデータを活用。「非喫煙者」「過去喫煙者」「1日20本未満の喫煙者」「1日20本以上の喫煙者」の四つに分類し、交通事故死の確率を分析した。
 その結果、非喫煙男性との比較では、20本未満の喫煙男性が1.32倍、20本以上では1.54倍も交通事故死のリスクが高かった。運転中、タバコを手に取って火を付けたり、火の付いた状態で落としたりするなど不注意を招いたことが主な要因とみられる。
 相田准教授は「運転中の喫煙の危険性はあまり周知されてこなかったが、規制を含めた対応の必要性が示された」と話した。台湾では運転中の喫煙が規制されており、欧米では子どもが同乗している際の喫煙を規制しているケースが多いという。
 今回の研究では、女性は喫煙者の人数が少なく、解析できなかった。


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2018年07月20日金曜日


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