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<ベガルタ>ピッチサイド/W杯と指揮官

 ワールドカップ(W杯)ロシア大会が幕を閉じた。1次リーグで敗退したドイツなどポゼッション(ボール保持)志向のチームが苦戦し、史上初の3位に入ったベルギーなどカウンター型が躍進。ボールを保持して主導権を握る攻撃を志向するJ1仙台の渡辺監督はどう感じたか。
 直接聞いてみると答えは明解だった。「ボールを持つ戦い方でも強い選手たちがカウンターをするから(ゴールを)仕留められる。なかなか仕留められないと、守備が我慢できない。2015年のシーズンを戦って痛感した」
 世界の流れにも一石を投じる。「カウンター型同士が戦ったらどうなるか。互いにボールを譲りたがる状況はサッカーにとって悲劇」。W杯による約2カ月のJ1リーグの中断期間に実施した熊本キャンプでもカウンターを練習したが、選手には「(カウンターチームになると)勘違いするな」とくぎを刺したという。
 仙台と同じ「3−5−2」の布陣で28年ぶりに4強入りしたイングランドの戦い方にも注目。攻守の切り替えの早さには「さすが」とうなる一方、サイド攻撃は他山の石とみた。「特に左サイドの仕掛けがほとんどない。3バックの攻撃参加もなかった」。平岡や板倉ら3バックの左右が攻め上がる重要性を再確認した。
 2カ月ぶりのリーグ戦となった18日の横浜M戦は、カウンターに屈して2−8とクラブ史上ワーストの失点で惨敗。W杯の戦いを参考に巻き返しを期す。(佐藤夏樹)


2018年07月20日金曜日


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